今日も一条三兄弟と××な日々。
聖が服を乱暴に脱げ捨てた。
ドキドキ……と、また不整脈。
身体を動かすタイプじゃないのに、程よく筋肉がついていて普段は見えない鎖骨や腕の血管に目がいってしまう。
不機嫌にあぐらをかいて、モニター画面に映る自分のデータを早く終わらないかなって顔で見ている。
……ああ、私ってやっぱりヘンかも。
なんで聖にだけこんなに感情が揺さぶられてしまうんだろう。
「茉莉ちゃん、顔が赤いけど大丈夫?」
それを昴さんに見つかって本気で心配されてしまった。
「だ、大丈夫です!平熱高めなんで!」
と、よく意味が分からない言い訳。
「えーまりりん具合悪いなら俺の部屋で休んでなよ。添い寝してあげるからさー」
「晶くんはいい加減、洋服を着てください」
パタパタと手で風を作る中で、私はやっぱり聖の裸だけは直視できなかった。