なんかタイムスリップしちゃった姉弟が、新撰組とわちゃわちゃするお話2
その夜。
私はイークが寝だことを確認し、静かに部屋から抜け出した。
しかし、新撰組から出ることはせずに屯所の屋根の上に登った。
今宵は雲ひとつなく、満月である。
人工的な光などなくても、もともと夜目がきくことも手伝いそこに登るのは簡単だった。
静かで暗く、人1人いない場所で、リバティは思考の海に沈もうとする。
リバティは、なにか悩みがあるとき、考えがまとまらないときなどはこうして夜部屋を抜け出し屋根の上で1人で過ごすのが習慣だった。
今回リバティを悩ませているのは、昼間紹介された、あいつとーーーーーー
総司「ーーーりぃ!?」