なんかタイムスリップしちゃった姉弟が、新撰組とわちゃわちゃするお話2
・・・・いや、違うな。
私は単に、誰にも拒絶されたくないだけだ。
誰もわからない様に、心の中で自分自身を嘲笑った。
ーーーーもう、昔の私の様になりたくない。
最近、私は臆病になった。
あの時の決意が、約束が、揺らいでいる。
新撰組は、信用している。だが、『信頼』はしてはいけない。
そう思いなおし、総司に笑いかけた。
「もうそろそろ見張り交代の時間だから、またねー。」
総司「もう?早いね。また明日。」
襖に手をかけて、総司の部屋を後にする。
ーーーー私が戦うのは、イークのためだ。
新撰組の為に、戦っては駄目。
だって、私は、もう総司や土方の様に純粋ではないのだからーーーーー。