なんかタイムスリップしちゃった姉弟が、新撰組とわちゃわちゃするお話2
「もー。
逆に聞くけどさ、それを土方が全て背負う必要はある?」
土方「それは・・・俺が、副長だからだ。」
「ふくちょーがそんな悪役なら、局長が良い人でも新撰組に入るのを躊躇するよ。」
土方「だが・・・・。」
土方は困ったような顔をする。
「そんなの他の人に押し付ければ良いのに。
土方がわざわざ背負わなくて良いんだよ。」
土方の性格が裏目にでた。
『全て自分が背負わなくてはいけない』という使命感が彼の中にあるのだ。
悪役になろうとしてるのに、なりきれていないーーーー中途半端な『悪役もどき』。
「『本当の悪役』っていうのは、
気持ち悪い顔で笑って、
心の中で相手を罵って、
人を駒扱いして、
最後にはゴミのように捨てるんだよ。」
例えどんなに苦しんでも、助けを求めても、
『本当の悪役』にとってはただの煩い蝿が騒いでるようにしか聞こえないんだよ。