なんかタイムスリップしちゃった姉弟が、新撰組とわちゃわちゃするお話2
障子としての役割を失い、唯の紙と木片へとなったそれを静かに見つめる。
?「ーーーー煩ぇから来てみたら、これはどういうことだ?」
総司と私の背中の方から低い声が聞こえた。
総司の顔色が真っ青になる。
恐らく私も同じような顔をしているだろう。
錆びついたカラクリ人形のようにゆっくりと後ろを振り返った。
土方「そのゴミは、もしかして障子だったりしないよなぁ?」
あ、私の人生詰んだ。
そこには言葉では言い表せない顔をした土方が、腕を組んで立っていた。
その表情を色で表すならば真っ黒。
泣く子は黙るどころか失神する。
漫画や、アニメだとモザイクかかってるレべルの怖さ。
さすが、鬼の副長というあだ名が付いているだけある。