なんかタイムスリップしちゃった姉弟が、新撰組とわちゃわちゃするお話2
山南「これが、私の選んだ道です。
温情などは一切いりませんよ。」
そういって山南さんはいつものように笑った。
土方「っ・・・当然だ。
裏切り者に与える温情なんて一切ない。
そいつを牢屋に連れていけ。」
山南さんを【裏切り者】と言い切った土方を非難する視線があつまるが、それを振り切って土方はその場を離れた。
牢屋へと連れていかれる山南さんを最後まで見ず、私もそこから去った。
新撰組の雰囲気とはかけ離れた、雲ひとつない空。
私は、何をするわけでもなくただそれを見つめていた。