fantasista









そして、迎えた土曜日の夜……





あたしたちは、とある居酒屋に向かっていた。





ドキドキしながら歩くあたしの手を、戸崎はそっと握った。

きっと、戸崎は昔と同じ扱いを受けるんだろう。

そして、チャラチャラと女の子と話すんだろう。

もしかして、あたしを置いて女の子とばっくれたり……なんてしないよね。

そしてあたしは、「なんで柊と付き合ってるの?」なんて言われるんだ。



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