fantasista








そのまま部屋を出て、廊下を歩いている時……






「柊君。こんなところで会えるなんて!」




高い女性の声がした。




嫌な予感がする。

あたしの胸は不吉な音を立てていた。





見ないほうがいい、知らないほうがいい、そう思うが……

気になる気持ちが優ってしまい、あたしは物陰から声のするほうを除いていた。



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