fantasista




「俺は……すげぇ幸せだ」




甘くて切ないその声に、身震いする。




「大好きだ……みどり」




初めて呼ばれたその名前を聞き……

あたしはまた、新たな涙を流していた。






飛び込んだ彼の腕の中は、甘くて優しくてただひたすら幸せだった。



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