fantasista




大迫さんはぽかーんとあたしを見ていて、気まずい空気が流れる。

そんな空気を打ち破るかのように、



「戸崎って、まさか、戸崎柊?」



舞さんは冗談めいてあたしに告げる。

その言葉に固まった。





よく考えたら、戸崎はすごい人だ。

舞さんが信じるはずがない。

アスール東京の10番、戸崎柊とあたしが付き合っているなんて!






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