ヤンキー彼氏上等!-アタシのワケあり恋愛-
アタシはナオの手を、ギュッと握る。
こんな事、聞きたくないけど…
だけどズット不安なまま、毎日過ごすなんて…
そっちの方が耐えられない…。
アタシは一つ深呼吸をすると、
ナオの目を見た。
「ねぇナオ…。何かあった…?」
喉に詰まりそうな言葉を一生懸命振り絞った。
それだけ聞くのも怖いのに…。
ナオは少し驚いたような反応を見せると、アタシから視線を逸らした。