ヤンキー彼氏上等!-アタシのワケあり恋愛-
そして何も知らなかったかのように、アタシがその場から1歩2歩と歩き始めた時だった。
ガシッ…!
「ッッ……!」
誰かに腕を掴まれて、肩をビクリと震わせた…。
まさか、違うよね?
ナオだよね?
そんな虚しい願いは、振り向いた瞬間に途絶えてしまう。
「よぉ姉ちゃん。」
「ッッ…な、何ですか?」
アタシの視界に飛び込んで来た光景。
それはやっぱり、さっきの柄の悪いヤンキー達だった。