ヤンキー彼氏上等!-アタシのワケあり恋愛-
エピローグ
あれから―――…
「秋穂〜♪」
「エリ〜♪」
「今日、ナオ君帰ってくるんでしょ!?」
「うん!夏休みの間少しだけどね♪」
あれから数カ月。
アタシは高校3年生になった。
ナオがアメリカに行ってから、もちろん寂しい事もあった。
だけど、アタシはナオを信じてるから…。
そして今日。
ナオが一時帰国する。
昨日は嬉しすぎて中々眠れなかった。
「でーも。本当仲良いよね〜?アンタ達。遠距離とは思えない〜」
「なによ〜そんなエリとユウキもでしょ?」
隣にいたエリとユウキに言ったりしてみる。
「でもさぁ〜?あんなにアタシの事好きだ〜とか言ってたのに…ショウってば、ちゃっかり彼女作ってんじゃん〜?」
「え…!?あれは〜…時効だ時効!」
もう一つ隣にいたショウを、そんな事言っておちょくったりもしてみる。
ショウは最近入学してきた年下の女の子にベタボレだ。
そんな感じでバカな事を言っていた時だった。
「あ…!あれナオ君じゃん!?」
「え!?」
エリが言った言葉に反応したアタシは一目散に走り出す。
空港から出て来る金髪頭。
いつものように笑って手を振った。
今日もその笑顔は変わらなくて…
「秋穂〜♪」
「ナオ〜会いたかった!!」
アタシはナオの胸に飛び込んだ。
両手いっぱいじゃ
抱えきれないほど
たくさんの“愛”を
たくさんの“だいすき”を
本当の“恋”を
教えてくれたのは
ナオだったよ。
ありがとう。
「大好きだよ♪」
この気持ちは変わらないから…
一緒に歩いて行こーね♪
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