先生、私また風邪を引いたみたいです!
ーーーーウィーン
自動ドアが開いて靴を脱ぎスリッパに履き替える
この動きすらだるい
受付に行くとおばさん看護師さんに保険証を渡して問診票と体温計を受け取った
平日の昼前にしては患者さん多いな
主婦も居ればおじいちゃんやおばちゃんも
結城直也そんなに人気なのかな
年齢層幅広くない?
なんて思いながら椅子に腰掛けて脇に体温計を挟む
ーーーピピピ
38.7度
いや、さっきより上がってんじゃん
記入した問診票と体温計を受付のおばさんに渡す
「武田さん、お熱あるみたいなので別室で横になりましょうか?」
おばさん看護師が体温計を見てそう言った
「あ、はい」
「ご案内しますね」
おばさん看護師の後について行くと診察室と書かれた部屋の横の部屋に案内された
「順番が来たら声かけさせてもらから、ここで少し横になってていいよ」
おばさん看護師は診察台にタオルケットを持ってきて私に微笑んだ
「ありがとうございます」
「何かあったら呼んでね」
そう言っておばさん看護師は部屋を出ていった
私は早速重い体を倒し診察台に横になった
何なんだろこの部屋
でかい機械がいっぱいある
よく分かんないけど、静かで落ち着く
……
そのまま私は眠りに落ちた