先生、私また風邪を引いたみたいです!
嫉妬
あれから数日
私は莉央に知らない人に襲われた事を話した
莉央はすごい心配してくれて、最近はバイトまで遅らせてくれて、私と一緒に帰ってくれてる
いい友達をもったなってつくづく思う
放課後、今日も莉央と一緒に帰る約束をしていた私は足早に教室を出て靴箱まで移動する
「みなと!!」
ロッカールームで声をかけられた
「……のえる」
何なのこいつ
私に今更何の用?
「今日一緒に帰らねぇ?久々に」
有り得ないから
「莉央と帰る約束してるから、ごめん」
「ちょっとだけでいいから、話したい」
しつこい
断ろうとした時丁度莉央がこちらへ歩いてきた
「また伊藤先輩、みなとに何の用ですか?」
冷たく言い放った莉央
「ちょっと話したいなって思って。莉央ちゃん、今日みなと借りていい?」
莉央断って!
私は莉央に目で訴える