好きだから……
「んじゃ、どこで誘えっつんだよ。まさか美紅先生が飛び入りするなんて思わねえし。ってか、『京平』ってなんだよ。この前まで、美紅先生に振られまくってのによ」
要ちゃんが、先生を見る。
先生は、面倒くさそうに息を吐き出すと「あいつのせい」と美島君をさした。
美島君はニヤッと、小悪魔のような笑みを浮かべた。
「廊下でよく誘っていたのを見かけたので、東山先生の恋愛対象に入れるように、ちょっとした情報をあげただけです」
「大きなお世話だっつうーの。美島、お前がシフトチェンジしたかっただけだろ」
「そうとも言いますが……誘っていたのは事実ですよね?」
先生と、美島君が対峙する。
「大人の社交辞令だ」
「へえ~、そうなんですかあ」と美島君がまた、小悪魔な笑みを浮かべた。
「担任ならわかるだろ、美島。東山先生は、いつでもチヤホヤとオンナ扱いされたい性格だろうが」
「どうでしょうか? 俺はてっきり河原先生が、東山先生を好きなのかと」
「違う。好みなわけねえだろ」
「どんなのが好みで?」
「は? 決まってんだろ……」と言って、先生と私は目がばちっと合った。
クスッと美島君の失笑が耳に入ってきた。
「ああ? みしまぁ~、お前……」と先生の視線が動き、美島君を睨んだ。
要ちゃんが、先生を見る。
先生は、面倒くさそうに息を吐き出すと「あいつのせい」と美島君をさした。
美島君はニヤッと、小悪魔のような笑みを浮かべた。
「廊下でよく誘っていたのを見かけたので、東山先生の恋愛対象に入れるように、ちょっとした情報をあげただけです」
「大きなお世話だっつうーの。美島、お前がシフトチェンジしたかっただけだろ」
「そうとも言いますが……誘っていたのは事実ですよね?」
先生と、美島君が対峙する。
「大人の社交辞令だ」
「へえ~、そうなんですかあ」と美島君がまた、小悪魔な笑みを浮かべた。
「担任ならわかるだろ、美島。東山先生は、いつでもチヤホヤとオンナ扱いされたい性格だろうが」
「どうでしょうか? 俺はてっきり河原先生が、東山先生を好きなのかと」
「違う。好みなわけねえだろ」
「どんなのが好みで?」
「は? 決まってんだろ……」と言って、先生と私は目がばちっと合った。
クスッと美島君の失笑が耳に入ってきた。
「ああ? みしまぁ~、お前……」と先生の視線が動き、美島君を睨んだ。