好きにさせてよ!❤️一途女子VSクーデレ男子❤️
「里中ー!」
机の前にちょこんと座り込むと本を覗き込む様にして声を掛ける。
「何、橋本」
里中は本を読みながら視線をちらりとあたしに向けた。
「あのさ、一緒にお昼食べて良い?」
「…“お昼”は食べられないよ」
...‼︎
「そうじゃなくてっ!お昼御飯だよーっ!」
まさか里中にそんなツッ込みをされるとは思わなくて。
あわあわと慌ててしまう。
「冗談だよ」
里中は真顔でそう言った。
「ちゃんと意味分かってるし」
「…ですよね」
ほっ、として胸を撫で下ろす。
「別に良いけど、急にどうした?
橋本っていつも川崎と御飯食べてるよな?」
「うんっ!」
川崎とは縡ちゃんの苗字だ。