好きにさせてよ!❤️一途女子VSクーデレ男子❤️




何だか夢の中に居るみたいだ。


こんなにもスムーズに事が運んで行くなんて。


寧ろあたしは当事者でなく、傍観者で事が目の前で自動的に運ばれて行ったみたいなそんな感覚だ。



「そう言えば今から購買にジュース買いに行きたいんだけど付いて来てくれない?」


縡ちゃんは財布を握ってあたしの腕を引く。



「あ、うん、良いよ!」



「じゃ、早く行こっ!」



縡ちゃんに引っ張られる様にして教室を出た。



今日は里中と一緒に帰れる。


明日は早く起きれば里中と登校出来る。



また一緒にお昼御飯食べるって約束が取り付けられたなら…


今度は中庭で食べたいな。



里中とのこれからを想像して胸を膨らませてふわふわしていると、






『さっき中庭でね』



聞き覚えのある声が耳に届いた。




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