一夜の。


「無理ですって。本当に。」


「大丈夫。今度は有馬ちゃんが本当に 壊れそうだったら 俺が止めるから。」


昨日よりかは余裕があるし。
多分。


「自分勝手ですね。」


有馬ちゃんは 髪を耳にかけ

また俺にキスをしてくれた。



「だって俺 社長だもん。」


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