一夜の。


「ええ。私は社長の補佐をするだけの
秘書ですから。」


「そのまま その女ホテルに連れ込むかもよ?」


「私に関係ありません。

そういう事でしたら部屋の手配を致します。」


どんなに有馬ちゃんを試しても

無表情で冷静で。


流石に俺も腹がたつ。


「じゃ、昨日 有馬ちゃんと行ったホテル。

綺麗だったし 全く同じ部屋、予約しといて。」


こんなの大人げないって自分でもわかってる。


けど有馬ちゃんのせいだ。

< 33 / 161 >

この作品をシェア

pagetop