一夜の。
「ええ。私は社長の補佐をするだけの
秘書ですから。」
「そのまま その女ホテルに連れ込むかもよ?」
「私に関係ありません。
そういう事でしたら部屋の手配を致します。」
どんなに有馬ちゃんを試しても
無表情で冷静で。
流石に俺も腹がたつ。
「じゃ、昨日 有馬ちゃんと行ったホテル。
綺麗だったし 全く同じ部屋、予約しといて。」
こんなの大人げないって自分でもわかってる。
けど有馬ちゃんのせいだ。