輝赤精マヤ
「マヤ。マヤ。起きてください大丈夫ですか」


「ここは?」


「俺たちの家だ」


「ここにいたら里のみんなに迷惑がかか…」


「心配しないで。
白精の里のみんなも青精の里のみんなも迷惑なんて思わないわ」


「ありがとう。でもチルボクが追いかけてきたら?」


「さすがにここまでは来ないわよ。だから大丈夫」


「姉上ー。リリ姫をお連れしました」


「なんで。リリを」


「今は一人にするのは危険だから」


「姉上。父上は本当に亡くなられたのですか?」


「ええ」


「ご病気でだと聞きました。私きずかなくて」


「本当に急にだったのよ。だから気にしないほうがお父様も楽だと思うよ」
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