【完】触れたいのはキミの鼓動
お前は、分かってねぇかもしらねぇが。
お前の全てをこの手に入れて。
滅茶苦茶に甘やかして、どろどろに溶けるまで愛してやりたい。
俺なしじゃ、いられないくらいに。
二人きりになったら、タガが外れそうだ。
須賀なんかにゃ渡せねぇ。
神谷を泣かせることが出来るのは、俺だけでいい。
ぐちゃぐちゃに混ぜ込んだ感情を俺だけにお前は向ければいい。
いつだって、お前の為に、腕の中は開けてあるんだから…。
分かっちゃいないのは、十分承知。
だからこそ、人ってのは燃えんだろ?
少しずつでいい。
俺色に染めてやるから覚悟、しとけよ?
寝ても覚めても、お前を求めてる…。