【完】触れたいのはキミの鼓動

石井ちゃんは、何度も意味深な視線を投げてきて、そのまま教室を出て行ってしまうし。
隣からは凄く圧のある視線をさっきからビシビシ感じているし…。


本当に頭が痛い。



「はー…。で?須賀。何が言いたいわけ?」


モヤモヤした気持ちが言葉尻に出てしまい、少しだけキツくなった。


「ん?…なにが?」


そんな私に対していつものような口調の須賀。
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