【完】触れたいのはキミの鼓動

「未来~?なんで、そんな眉間にシワ寄ってんのー?」

「そうそう。未来は笑ってる方が格好いいよー?」


取り巻きの声が、今日は凄く耳障りでイライラする。


「……」

「未来ー?」

「ちょっと黙っててくんない?煩いよ」


俺は、それだけ言うと席を立った。
その後ろでブツブツと文句を言われていたけれど、構うもんか。
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