【完】触れたいのはキミの鼓動
何も間違った事なんかしちゃいねぇ。
自分の気持ちに素直になって、何が悪い。
教師だからって、人を好きになる事を止められるってんなら…。
そんなもん、くそくらえなんだよ。
いくらだって、紙っぺら叩き付けて。
いつだって、そんなしがらみを捨ててやる。
それで、神谷が手に入るなら…。
神谷を好きだと自覚してから、とっくの昔に覚悟は出来てる。
「俺のもんになっちまえよ…」
言葉は口から出て行くと切実な願いに変わる。