【完】触れたいのはキミの鼓動

何も間違った事なんかしちゃいねぇ。
自分の気持ちに素直になって、何が悪い。
教師だからって、人を好きになる事を止められるってんなら…。



そんなもん、くそくらえなんだよ。



いくらだって、紙っぺら叩き付けて。
いつだって、そんなしがらみを捨ててやる。


それで、神谷が手に入るなら…。


神谷を好きだと自覚してから、とっくの昔に覚悟は出来てる。


「俺のもんになっちまえよ…」


言葉は口から出て行くと切実な願いに変わる。
< 78 / 92 >

この作品をシェア

pagetop