星空シンデレラ
「つっ…疲れた…脚つりそう…」
「ピ…ピクニック日和って言ってたよね?なんであんなにヒートアップしちゃったの?」
「あら、二人ともおかえり〜。…って、どうしたの、遼夏ちゃんまで…」
遼夏のテンションがどんどん上がっていったことに私の負けず嫌いが加わって、バドミントンはただただ激しくなっていった。ただでさえここ最近外出すらしていなかった私はフラフラだ。
「母さん…今日はところてんが食いたい…」
「えっ、キムチ鍋にしちゃった」
「やったー!」
あ、そこ喜ぶんだ…。
「なんでところてん?」
「沙良と熱血バトルしてたら、サラッとした物が食べたくなって来てさー。今日、ただでさえ暑かったし」
「お小遣いあげるわよ、買って来たら?」
「いよっしゃああああぃ!」
「そ…そんなに食べたかったんだ…」
「沙良、歩けるか?行こう!ついでに買い食いしてこう!」
「もうすぐ夜ご飯でしょ…」