星空シンデレラ
『待ってよ!演劇部をやめるって、本当なの?』
それが、『星空シンデレラ』の始まりだった。
星空シンデレラには二役あって、大好きだった演劇部をやめようとしている友達と、それを止めようとする、同じく演劇部の主人公がいる。
友達には悩みがあるけど、それを主人公とぶつけ合い、前向きな気持ちになって演劇を続ける決意をする…というお話。
確かに短編だけど、これが一番最初の課題になるのもわかる。喜怒哀楽すべての感情がお話に盛り込まれているし、セリフやアクションが最低限しか書いてないので、演じる役者やその解釈によって、相当違う演技になって来そうだ。
これならその役者の実力や感性を見極めることもできるし、何より見ている側に立っても飽きない内容になっているだろう。
…あんなにフワフワしているのに、天海先輩って隙がないな。