秘密の恋 〜社長に恋して〜
「もういいの。」
瑞穂は金曜日の夜、いつも通り由幸を送り出した後、高校からの親友の真美と居酒屋にいた。
「何がもういいよ。不毛なことして…。」
「だって、25にもなって処女って嫌だったんだもん。それだけ。」
少し酔いが回ってきて声が大きくなる。
少し奥まったところに2人は座っていたが、まわりにいた男子大学生の集団がチラっとこっちを見ていた。
「ちょ…瑞穂…声大きいよ。」
真美は慌てて言ったが、
「なによ、ホントの事言っただけじゃん。真美はずっと彼氏いるからいいんだよ。」
瑞穂はむくれたように、唇を尖らせた。
「まあ、あんたの片思いこそ不毛よね。そんなに好きなら告白でもなんでもすればいいのに、なんでこんな手段にでるかな…。」
「そんなの…言えないよ。側にいるだけでよかったんだもん。気持ちを知られたらもう、秘書としても側にいられない…。」
今にも泣きだしそうな瑞穂に、真美は困ったような表情を向けた。
瑞穂は金曜日の夜、いつも通り由幸を送り出した後、高校からの親友の真美と居酒屋にいた。
「何がもういいよ。不毛なことして…。」
「だって、25にもなって処女って嫌だったんだもん。それだけ。」
少し酔いが回ってきて声が大きくなる。
少し奥まったところに2人は座っていたが、まわりにいた男子大学生の集団がチラっとこっちを見ていた。
「ちょ…瑞穂…声大きいよ。」
真美は慌てて言ったが、
「なによ、ホントの事言っただけじゃん。真美はずっと彼氏いるからいいんだよ。」
瑞穂はむくれたように、唇を尖らせた。
「まあ、あんたの片思いこそ不毛よね。そんなに好きなら告白でもなんでもすればいいのに、なんでこんな手段にでるかな…。」
「そんなの…言えないよ。側にいるだけでよかったんだもん。気持ちを知られたらもう、秘書としても側にいられない…。」
今にも泣きだしそうな瑞穂に、真美は困ったような表情を向けた。