秘密の恋 〜社長に恋して〜
「今日はどこかお出かけですか?」
詩織は瑞穂に聞いた。

「いいえ。ちょっと気分転換に。詩織さんは?」

「私は、ちょっと買い物の帰りです。」
詩織はじっと瑞穂を見た。

「えーっと…。」

「あ、瑞穂です。笠井瑞穂。」
瑞穂は笑って答えた。

「瑞穂さん、よければ店でお茶でも飲んできませんか?」
詩織は笑顔で瑞穂を誘った。

瑞穂は、真っすぐ帰って一人になりたくなかった。

「いいんですか?ぜひ!」
そう答えると、詩織と並んで歩き出した。
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