秘密の恋 〜社長に恋して〜
(- !!)
ドキっとして、コーヒーカップがカチャと少し大きな音を立てた。

「…あります。」

「何?」
真剣な瞳が瑞穂を射た。
ドキンドキンと大きな音を立てた。

【魔法は自分で自分にしか掛けられない。】
その言葉が頭に浮かんだ。

「あたしは…。」

そこにウェイターがコップに水を注ぎに来たため、瑞穂はビクっとして言葉を止めた。
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