秘密の恋 〜社長に恋して〜
「本当は、抱くつもりなんてなかったよ。お前かなり酔ってたし、どういうつもりか分からないのに、お前の初めてをこんな形で奪いたくなかった。でも…。」
そこまで言って由幸は少し黙った。

「でも…。あまりにもお前がかわいくて、甘い香に我慢ができなかった。俺はずっとお前が好きだったし、お前も俺の事好きじゃないか…って思ってたし。」

「え!!バレてました!あたしの気持ち…。」

由幸はクスクス笑うと、
「バレバレだったよ。そんなお前に俺もどんどんハマったんだけど。いつになったら、告白してくるんだろ…って思ってたら、あんな事してくるから本当に驚いたよ。」
由幸は苦笑いをした。

「でも…社長、金曜日はいつも女の人と…。」

「ああ、女と会ってたよ。」

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