秘密の恋 〜社長に恋して〜

瑞穂は泣き笑いで由幸を見た。

そんな瑞穂をぎゅっと抱きしめると、
「なあ、瑞穂。こないだのやり直ししてもいい？」
瑞穂はボッと顔が熱くなるのを感じた。
「あんな風に抱きたくなかったし。思いきり甘やかしたい。」

更に瑞穂は体が熱くなるのを感じた。
「…シャ…シャワー…浴びていい…ですか？」
なんとか、瑞穂は声に出して聞いた。
「えー。そのドレス綺麗なのに…。」
少し拗ねたように言った由幸に、
「でも、シャワー浴びたいの！」
瑞穂はバスルームに駆け込んだ。

交代でシャワーに入り、由幸はバスローブ姿の瑞穂の手を引いて寝室に向かった。
雨の日が続いていたが、今日はきれいな満月が空には浮かんでいた。