大学生になりたい
秋
学校祭も無事終わり
一気に受験モード
結局わたしはアヤノと同じO大医学部を目指すことにした
医学部を目指す人は高校2年頃から医学部受験対策講座を受講していたそうだが
担任の先生も進路指導の先生も
「このままの成績を維持すれば合格の可能性は高い」
「気を抜かないように」
と背中を押してくれた
金銭的なことを心配していたが
両親は
「お金のことはどうにでもなる」
「チナミのやりたいことが大事よ」
と、応援してくれた
アヤノも
「絶対現役で合格しよ!」
毎日変わらず旧校舎で勉強続けた
日本一の医学部受験にあたって
朝の電車の時間を一本早くして
夕方の電車の時間を一本遅くして
学校での勉強時間を増やしてみたものの
アヤノはやはりわたしより早く旧校舎の図書館で勉強していて
わたしより遅く残っていた