階段落ちたら異世界に落ちてました!
「エド、つわりが落ち着いてきたから私も書類仕事くらい再開させていいと思うわ。」


そう言うと


「まどかはその小さな体に2人も宿しているのだから無理をしてはいけない。私の所でゆっくりして居れば良い。」


そう、竜人族で双子を授かるのはやはり相手が落ち人の人との間に多いのだが何しろ10000年に1度単位なので双子出産や育児に関する資料は極端に少ない。

また人と竜人族だと多産のためその時期は個体数が増えるとされているがそれも何人産んだとかの資料は曖昧だという。

とにかく双子は大変と言うのだけ伝わるため女官も侍女も警備騎士も私が1人では行動しないようにエドがどうしても離れる時は誰かしらと一緒である。


確かに双子は妊娠期間も出産も予断を許さないだろうけれど。


ある程度は動かないと難産になってしまう。


その事を伝えると1日1度エドと手を繋いでの散歩が実現した。


自分の足で歩いて散歩が良い気分転換になっている。

お仕事は相変わらず止められるけれど、エドが集中してる時にコソッと決裁を出したりしている。


そこら辺は滞ると大変な所をピックアップしてローレンスさんが持ってきたのをササッと処理している。
< 101 / 110 >

この作品をシェア

pagetop