階段落ちたら異世界に落ちてました!
着々と私が苦しむ間に部屋で女官や侍女が準備を進める。


産湯や産着に清潔なタオルなどだ。


ベットの上の天井からは縄が垂らされている。


産婆さん到着。


もう痛みでヘロヘロしてきてて、しかもさっきから詰まってる感が半端なくていきみたい。

産婆のナーサが見ると


「まどか様もう頭が届くところまで来ておりますよ。もうすぐ1人目のお子に会えますぞ。」

そう言ってくれて私も状況が分かり落ち着いた。
痛みは激痛だけれども苦しいのはわが子も同じ。

縄を掴んで背中はアンジェリーナさんが支えてくれて態勢を整えていきむ。

「そうです、まどか様お上手ですよ!はい、もう1回」

「んーーーーー!はぁはぁはぁ・・・んーーー!」


「はい、まどか様もういきまずハッハッハッと短い呼吸で」

「んギャー!ふ、ふんぎゃー!」

「先に第1子王子様のご誕生ですよ。」

そう言って取り上げられた子は真っ赤な顔をして泣いている。


次の痛みが襲ってくる。

「まどか様お子達が優秀です。まどか様も優秀です。姫様がもう頭が見えておりますよ!」


その声に元気づけられもう3回ほどいきむと


「ふ、ふ、はんぎゃー!」

「第2子姫様ご誕生でございます。」

そうして初産にしてはかなりの安産でお腹が痛み出して3時間で無事に双子の男女を出産した。
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