階段落ちたら異世界に落ちてました!
王様に会いました。番認定されちゃった?!
そうして控え室でお茶とサンドイッチやお菓子ですっかり満たされ和んでいたところに


再びノックの音がした。


「お待たせいたしました。謁見の間にお越しください。」


そう、ローレンスさんが呼びに来てくれた。

うーん、王様どんな人かな。
優しそうな人だといいな。

もう、イケメンなのは分かってるし。


この認識が甘かったのをほんの数分で後悔します。


――――――――――――――――――――――――――

とっても華やかで豪華な謁見の間。

その部屋の少しの段差の上に並ぶ豪華な椅子に座っている王様。


「エドアルド様。落ち人鈴木まどか嬢をお連れいたしました。」


入って少し歩いた絨毯の上。
フカフカしてる。


玉座と思われる段差の手前で止まって頭を下げる。


冷や汗ダラッダラです。

だって、玉座に座ってた王様は見事なプラチナブロンドに紫水晶のような瞳をもつ超絶美形な男の人だった。

ここまで綺麗な人は見たことがない。
性別すら超越した美がそこにあった。
完璧なパーツが完璧な位置に配置された顔にかなりの高身長のはずの体はそれまた見事なバランスの足や腕をしている。
彫刻でもここまでのバランスのとれた美はお目にかかった事がない。
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