階段落ちたら異世界に落ちてました!
「まどか、私は決してまどかが私を受け入れてくれるまで手は出さない。ただ抱きしめて眠るだけだ。ダメか?」


超絶美形の憂いつつのお願いの表情はもはや鼻血ものでした。


いや、出さずに済みましたけれどもね。


「抱きしめて眠る・・・。添い寝ですね?それ以外しませんね?」


「もちろんだ。結ばれるならばお互い気持ちが通じ合っておらねば意味が無いのだから。」


そう真剣な表情で言うので折れました。
むしろそこ一択しか選択肢なんてないんだけども・・・


「分かりました。一緒に寝ます。」

そう伝えると抱っこのままベットに行き優しくベットに下ろされました。


そうして、2人でベットに入りました。

フワッと優しく抱きしめられて、ドキドキします。
こんな状態で寝たことはありません。

緊張で体が固くなります。


「まどか、そなたの世界とは余りにも違う故、戸惑う事も多かろう。ゆっくりで良い。慣れていってくれたら私は嬉しい。」


そう言うとエドは私の額にキスをしました。

初めての異性からのキスは額でした。


「まどか、この位は許して欲しい。抱きしめておやすみのキスはさせておくれ。」


「分かりました。」


「おはようのキスもいいか?」

おずおずと聞かれて答えました。

「良いですよ。」

照れつつ答えました。


そうしておやすみの挨拶をして寝ました。

すぐ寝れたのかって?


もう、疲れきってて寝ると言うより意識を失ったが正しかったかも知れません。

それだけ疲労困憊だったんです。
身体じゃなくて精神的にね・・・
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