階段落ちたら異世界に落ちてました！

そこまで一気に説明すると


「大至急領内へ知らせてマスクを生産して配布します。そして罹患患者はなるべく接触せぬよう各世帯で専用部屋を設けて接するよう指導します。」


「今のをするだけで少しは変わるわ。看病する人は毎回接触したら手洗いと水分補給をするの。付いた菌を喉から流してお腹に入れちゃえばこの病には罹りづらくなるわ。」



そうして慌ててアクアとオニキスは対策を領内に知らせるべく連絡役の鳥人族さんを呼び出しに行った。

「まどか、流行り病を知っているのか？」
エドが聞くので

「私の世界にも似たような病があったので。ただ私の言った対策は基本の風邪などでも有効な手立てのうちの一つでたいしたことではありません。」


そう答えた。


すると

「ふぉっふぉ、まどか様そのように謙遜召されますな。まどか様ご提案のマスクなる物はサールーンでは画期的ですし、子どもの施設内での感染者数に応じてお休みにする対策も今までに無きこと。良いご提案でございました。」


そうロイドがまとめて今回の会議は終了し。
夜の舞踏パーティーまでの間少しの休憩時間になった。