階段落ちたら異世界に落ちてました!
サールーンの夜会。もはや何がなんだかわからない
会議も終わり夕食も兼ねたダンスパーティーらしく大広間には壁際に食事が並べられ族長たちが続々とドレスやタキシードや燕尾服で会場入り。


みんながみんな系統の違う美形だらけなので目の保養。


なんだろうこの状況。


こんな系統は違えど欧州風美形だらけの中に東洋人がぽつーんと入ると逆に目立って少し切ない。


しかもそんな私を抱えるのはその中でも超絶美形のエドなので、目立ちまくり。

そして今はあの藤紫のイブニングドレスに白のストール。銀糸の刺繍入りを羽織ってエドの抱っこで一番最後に入場です。


すると、拍手で出迎えられる。

何も聞いてなかったので驚いて周りを見渡す。


「王の番が見つかって初のダンスパーティーの時は拍手で迎えるのが慣例だ。気にしなくて大丈夫だ。」

そう言ってもらってホッとしたところで抱っこのままエドの挨拶が始まる。


ほんとにこの状態に対するツッコミもなく当たり前として流されていく。
久しぶりのいたたまれない感を必死で耐えてます。

遠い目もできないからひたすら笑顔。

引き攣ってるのはご愛嬌って事にしといて!!!


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