階段落ちたら異世界に落ちてました!
エピローグ 愛し愛される幸せな日々
あれから十数年。
すっかりサールーンに慣れ、王妃としても順調に政務をこなしつつ日々を穏やかに過ごしてきた。
惜しくは期待されているにも関わらずまだ子を授からないことかもしれない。
私もなかなか出来ず最近は月のモノが来る度に落ち込んでしまうがエドからはいずれ授かるのだから気に病みすぎるなと言われている。
元々竜人族は子が出来にくいと聞いている。
それでもあまりにも子が出来なかったのでアンジェリーナさんに聞いた。
ローレンスさんとアンジェリーナさんの所でもさぁ、子作りをと思ってから授かるまで30年以上かかったと聞いてやっと肩の荷がおり気長に待つ事にした。
そんな風に考えられるようになったある日
いつものお茶会をしようと今回はリアナとアンジェリーナさんと中庭でお茶をする事にしていたのだが
ティースタンドが来てお菓子の匂いがした途端に
「ん?うっ・・・」
「まどか様どうかなさいまして?急に顔色が悪くなってますわ。」
私の様子に気付いたリアナが声を掛けてくれたので
「お菓子の匂いがしたら急に気持ち悪くて・・・」
口元をハンカチで抑えながら伝えると
「まぁまぁ、まどか様。それでは一旦菓子は下げますわ。お茶の香りは大丈夫そうですか?」
「えぇ、お茶は大丈夫そう。」
すっかりサールーンに慣れ、王妃としても順調に政務をこなしつつ日々を穏やかに過ごしてきた。
惜しくは期待されているにも関わらずまだ子を授からないことかもしれない。
私もなかなか出来ず最近は月のモノが来る度に落ち込んでしまうがエドからはいずれ授かるのだから気に病みすぎるなと言われている。
元々竜人族は子が出来にくいと聞いている。
それでもあまりにも子が出来なかったのでアンジェリーナさんに聞いた。
ローレンスさんとアンジェリーナさんの所でもさぁ、子作りをと思ってから授かるまで30年以上かかったと聞いてやっと肩の荷がおり気長に待つ事にした。
そんな風に考えられるようになったある日
いつものお茶会をしようと今回はリアナとアンジェリーナさんと中庭でお茶をする事にしていたのだが
ティースタンドが来てお菓子の匂いがした途端に
「ん?うっ・・・」
「まどか様どうかなさいまして?急に顔色が悪くなってますわ。」
私の様子に気付いたリアナが声を掛けてくれたので
「お菓子の匂いがしたら急に気持ち悪くて・・・」
口元をハンカチで抑えながら伝えると
「まぁまぁ、まどか様。それでは一旦菓子は下げますわ。お茶の香りは大丈夫そうですか?」
「えぇ、お茶は大丈夫そう。」