青春カラー
背の高さはわたしの方が高かったのに最近追い越されてしまった。


「おーい!起きてるか?」

京介が再び窓越しに声をかけてくる。

家も隣同士なら部屋も隣同士で、窓を伝ってお互いの部屋の行き来もできちゃうのだ。


「今起きたー!」

そう言うとわたしはやっと布団から抜け出した。


歯磨きして、制服に着替えて、朝ごはんを食べるといつも通り京介が迎えに来た。
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