青春カラー
「行ってきまーす!」

そう言って京介と一緒に家を出た。

外はついつい鼻歌を歌ってしまうくらいいい天気だ。


「菜奈、鼻歌歌うの癖だよな、昔から。」

ちょっと嫌そうに京介が言った。


「いいじゃん別に。わたしの勝手でしょ。」

わたしが口をとんがらせて言うと、


「口を尖らせるのも癖な。」

と、笑って言った。




ドキッ
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