【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1
◼相馬side◻
―…めんどくさい。
非常にこの状況がめんどくさい。
「ねぇ、相馬さま」
「お久しぶりですぅ、私を覚えていますか?」
舞い上がる、強い香水。
すり寄ってくる女たち。
(…だから、パーティーは嫌いなんだよ…)
相手するのが非常にめんどくさい。
だが、表では笑う。
彼女たちは、良い家の出身。
いつか、御園のための駒になってくれる。
生まれてきてから、学んだことだ。
女はいつだって、ブランドを好む。
男でも同じだ。
男でも、彼女たちは自分地位を守るために、可笑しな方向に手を染める。
それが、悪だろうとも。
「相馬さま、今夜は?」
若干、頬を赤くしながら言ってくる女。
(―…誰だっけ?)
全く、思い出せない。
―…めんどくさい。
非常にこの状況がめんどくさい。
「ねぇ、相馬さま」
「お久しぶりですぅ、私を覚えていますか?」
舞い上がる、強い香水。
すり寄ってくる女たち。
(…だから、パーティーは嫌いなんだよ…)
相手するのが非常にめんどくさい。
だが、表では笑う。
彼女たちは、良い家の出身。
いつか、御園のための駒になってくれる。
生まれてきてから、学んだことだ。
女はいつだって、ブランドを好む。
男でも同じだ。
男でも、彼女たちは自分地位を守るために、可笑しな方向に手を染める。
それが、悪だろうとも。
「相馬さま、今夜は?」
若干、頬を赤くしながら言ってくる女。
(―…誰だっけ?)
全く、思い出せない。