【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1


姫を失って、人の移り変わりを眺めるなかで、見つけた唯一無二の存在。



綺麗で、触れることを躊躇うような相手。


彼女たちは、まっすぐに俺らの心に入ってきた。



愛してる。


そんなありきたりな言葉を呟くことすら、嫌で。



でも、手にいれたくて。


足掻いて。



忘れていた。




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