Sweet Candy
部屋に上がるとそこには散らかった服。
「汚い!どうしたの?これ。」
「ああ、なんかスタイリストさんからのプレゼント。」
へー…
って!
「片付けなよ!もうっ」
「だって眠かったんだもん。」
だもんって…
とか思いながらついつい片付けてしまってたり。
「さんきゅ。」
ソファーに腰かけながら肉じゃがを美味しそうに頬ばる陸。
「やっぱななママの料理が一番うまいな。」
ニコニコしながら肉じゃがに食いつく陸を見てあたしも少し幸せな気持ちになる。
服の山をたたみおわったあたしは帰る準備。
「は、もう帰んの?」
「だって陸、疲れてるでしょ?ちゃんと寝て?」
さっきまで寝てたのをあたしが邪魔しちゃったんだもん。
「いや、別に余裕だから。」
全然余裕じゃないくせに…