1つの花に捧げたい




「しっかり捕まってろよ?あっ君、美由ちゃん借りるね?」





「はいっ全然構いませんよ!」





なっ!?




親友は親指を高らかと立てOKサインを出していた。





「うっ…裏切り者ぉぉぉぉ!」







だめだこの二人、人の話聞いてない。






騒ぐ女子達にもお構い無しに藤波さんは私を抱え、廊下を歩いて行った。







不安ばかりで目を閉じることしかできなかった。







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