1つの花に捧げたい
あの大勢の人の中から私を?
咲野にも気づかれない様にしてたのにこの人は…
「私の怪我なんて先輩には関係ないじゃないですか…わざわざ来なくても……」
「は?十分大事なことだろ?俺のせいもあるし」
そんな風に言われると何も言えないじゃん…。
「ほら、足出して?手当てぐらい出来るから」
「は…はい」
何か不思議な時間…
皆の人気者の藤波さんが私の怪我の手当てしてるって。
私が思ってるより変な人?ではなのかな…。