1つの花に捧げたい
「ありがとうございました」
「うん気をつけてな、そうだ今度でいいから話があるんだけど聞いて貰える?」
えっなに急に?
今じゃだめなの?
断ったら面倒そうだな…。
「わ…分かりました」
藤波さんが二年の教室に帰った後、すっかり忘れて女子達の質問責めにあっていた。
「秋羅様とどういう関係なの!?」
「私達ですら話すの難しいのに」
私が一番知りたいです。
「からかわれてるだけだから皆が心配することないよ」
そう言うしかなかった。
女子達は何だかんだ納得してくれて、とりあえず教室に帰ってくれた。