1つの花に捧げたい
咲野side




美由…行っちゃった。



バカなのは私だ、あんな言い方じゃ納得できる訳ないよね…。



奏夜さんの本当の正体を知ってしまったら絶対傷つくに決まってる。



それは避けたい…!




「あぁ~っもう…私どうしたらいいのぉ!?」



「あれ?君、美由ちゃんと一緒にいた友達だよね?」



「悲しそうな顔してどうした?」



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