1つの花に捧げたい
私の前に現れた2人の男子。
秋羅様ともう1人は同じグループの雅(ミヤビ)様…。



同じ学校だから当たり前だけど、いざ面と向かって会うとなったら目合わせられないな。



「あっ秋羅様と雅様?……いえ、何でもありません」




咲野は隠し通そうとするが、この2人には無意味だった。
雅様の手がを優しく包む。




「本当に?本当に何でも…ないのか?」



「何でも相談に乗るよ?」



咲野は2人の優しさで心が緩くなって
自分でも信じられないくらい子供みたいに泣いてしまった。


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